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ランタンの種類
今回は1個持っていると便利なランタンの種類についてご紹介していきます。
ランタン(Lantern)とは
ランタンというと西洋風のろうそくやガスを使用したランタンを思い浮かべるのではないでしょうか。ランタンとは、ろうそくなどの光源を本体に納め周囲を透明なカバー等で覆ったもので、手でぶら下げて持てる照明器具です。鉱山で使用されていたカンテラもランタンに入ると言って良いでしょう。日本の提灯や角灯もランタンに含まれています。
光源には、ろうそく、ガス、アルコール、ガソリン、LEDなどがあります。 ランタンの歴史は古く、日本の提灯は室町時代からあると言われています。西洋風のランタンは19世紀後半に日本に伝来したそうです。現在に至るまでに使用する場所やデザイン、材質などは変化してきています。近年では光源にLEDが加わりましたが、現在でもガスやガソリンを使用したランタンはアウトドアシーンで使用されています。
ジェントスでは2006年にLEDランタンのExplorer(エクスプローラー)シリーズを発売し、今では10年以上販売を続けるロングセラーシリーズとなっています。現在の
EX-V777Dのようなデザインになったのは2009年発売のモデルからでした。その後もランタンのイメージに囚われないデザインや、フィラメントLEDを使用したレトロなデザインなど様々な製品を送り出しています。
ランタンの種類
フラッシュライトと同様にいろいろな分類の仕方がありますが、今回はジェントスのランタンをカバーで3種類に分けてみました。
カバーは本来、火を風や衝撃から守る役目を担っていました。LEDランタンの場合、カバーは光を拡散するために用いられています。カバーという呼び方の他にホヤやグローブという呼び方もあります。
透明グローブタイプ
透明素材のため光源の光を弱めることがほぼありません。
EX-1300DやEX-000Rはカバー内の上部にリフレクターを搭載することで広く周囲を照らすことができます。この透明グローブタイプは、400ルーメン以上の大光量で大型のモデルが多く、単1形アルカリ電池が主に使用されています。
キャンプ時のサイト全体や広範囲を明るく照らしたいときに最適です。キャリングハンドルがついているため、吊るして使用することもできます。
製品ページ:EX-1300D,
EX-000R,
EX-400F
ストライプトップカバータイプ
カバー内部が凸凹のストライプ状に加工されているので、光が拡散され広範囲を照射することが可能です。
また、光が拡散されることで目に入る光が減るので、眩しさを抑えたランタンです。
3種類の中で明るさとサイズのバリエーションが一番多いタイプで、電池は単1・単2・単3形アルカリ電池のいずれかを使用しています。
調理や食事の時にテーブルの上に置いて手元を照らすのに最適です。また、カバーを外してランタンスタンドなどに掛けて使用することもできます。
製品ページ:EX-V777D,
EX-134D,
EX-036D,
SOL-013C
シャドーレストップカバータイプ
カバーの側面だけでなく天面も白く光を透す素材を使用し、上方向にも光が拡散されます。広範囲を照射するよりも周囲を影なく照らすことが得意です。
明るさは250~370ルーメンで小型から中型程度の大きさのランタンで、単3・単4形アルカリ電池を使用しています。
カバーを取り外すことはできませんが、底面にカラビナフックがついているため、逆さに吊るすことができます。
1m防水と水に浮くフローティング機能を搭載しているため、少しハードなアウトドア用途やテント内での使用にオススメです。
今回ご紹介したカバーについて、動画でご紹介したものがあります。 光の広がり方など分かりやすいので、是非ご覧ください。
また、ランタンの明るさや使用イメージについてはこちらの『ジェントス社員のやってみようシリーズ〜キャンプ編①②~』がおすすめです。
LEDランタンは光源に火を使わないので、火を使うタイプのランタンより安全性が高く、テント内で安心してご使用いただけます。アウトドア以外に室内でランタンを使用して過ごす時間もオススメです。 1個あれば防災用の備えとしても活用できますよ。
過去のブログ記事はこちらから
第7回2020.04.24 「レンズとリフレクターについて」
第6回2020.03.25 「ワークライトの種類」
第5回2020.02.28 「明るさについて」
第4回2020.01.24 「ヘッドライトの種類」
第3回2019.12.25 「ANSI FL1 Standardとは」
第2回2019.11.25 「フラッシュライトの種類」
第1回2019.10.25 「LEDの特長と種類」