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新入社員が分解してみた
普段、よく使うヘッドライトがどんな部品から構成されているのか…
ふと思ったことはありませんか?
初めまして、GENTOSユーザーの皆様
4月から新しくGENTOSに入社した新入社員です。
私が日々ライトに囲まれる中で、人気なヘッドライトがいくつの部品から成り立っているのか気になったので今回は特別に分解してみました。
注意 ユーザーの皆様は分解しないでください
分解をする前に注意喚起です。
製品を分解しないでください。
発火の恐れや、一度分解してしまうとライトが正常に点灯しなくなる可能性があります。
また、分解してしまうと保証対象外になります。
今回は、ブログの企画として特別に分解しました。
今回の企画が製品について興味を持っていただくきっかけになりましたら嬉しいです!
取扱説明書の注意書きには、このように書かれています!
製品紹介
今回分解したのはDELTA PEAKシリーズの【DPX-433D】
製品特長
・手をかざすだけでスイッチ操作が出来るモーションセンサー付き
手が汚れているときや、スイッチを押しにくい状態でのスイッチ操作に便利です。
・耐塵・防滴(IP64準拠)&2m落下耐久、エネループ・充電式エボルタ使用可能
・明るさ460ルーメン、点灯時間7時間 ※Highモード時
・照射特性フォーカスコントロール
・照射距離169m (最大時:スポットビーム時)
弊社ライト製品の中では平均的なスペックに加えて、モーションセンサーやフォーカスコントロールといった機能が加わったとてもバランスのいい製品です!
分解開始
それでは、分解を始めていきます。
分解のため用意したのは
・DPX-433D本体
・ドライバー
・ペンチ
一つずつ、ネジを取り外して分解していきます。
前後のカバーを取り外すと
前には中央に「レンズ」と周りに「基板」
後ろには「ヒートシンク」がありました。
さらにネジを取り外すと「ヒートシンク」が本体から分離します。
「ヒートシンク」の中央にあるLEDから電線が前の「基板」へ伸びていることがわかります。
今回はさらに電線をペンチで切断し、部品をより細かく分解しました。
分解後
分解が終わりました。いかがでしょうか?
ヘッドライト本体には、LEDや基板、ヒートシンク、レンズ、フォーカスレバーといった主要な部品に加えて前後のカバー等がいくつものネジで組み合わさっています。
その他、後頭部の電池ボックスやヘッドバンド、ケーブルクリップ等、計34点の部品でヘッドライトは成り立っていることがわかりました。
全ての部品を見てみると、手のひらサイズのヘッドライトが多くの部品から成り立っていることがわかりますね。
部品紹介
ここで「DPX-433D」を構成するうえで欠かせない重要な3点の部品に注目し、その役割を紹介したいと思います。
・基板
・ヒートシンク
・フォーカスレバー
基板
ヘッドライトの電子回路である「基板」です。
絶縁体でできた板の上や内部に、導体の配線が施されたものです。
医療機器、産業ロボット、自動車、航空機に至るまで、ありとあらゆる機器において使用されており、今やどんな電子機器も基板なしでは作れなくなっています。
後頭部の電池ボックスから伸びている電線と基板をはんだ付けし、基板を通してLEDを点灯させています。
また「DPX-433D」はモーションセンサーがついており、「ノーマルスイッチ」に加えて「センサー用スイッチ」があります。
「センサー用スイッチ」を押すことで、手をかざすだけで点灯するようになります。
では、基板のどこで手の動きを感知しているのでしょうか?
基板の上部2箇所にセンサーがついています。
横から見てみると基板から突起している部分があることがわかります。
手の動きを感知するため、この2箇所のセンサーは前カバーに埋もれずに露出しています。
「基板」は、スイッチやセンサーだけでなく明るさや点灯時間の制御もしています。
Highモード、Midモード、Ecoモードといった3段階の明るさと点灯時間の細かな情報も薄い板で制御しているのです。基板はたくさんの情報が集約されている重要な部品なのですね!
ヒートシンク
吸収した熱を空気中に発散(放熱)することで冷却を行う部品のことです。「放熱板」とも言われています。
ヘッドライトの後ろ側はヒートシンクが占めており
ヒートシンク正面の中心にはLEDがあることがわかります。
明るさや点灯時間といったスペックが高い製品は、長時間使っていると製品が熱を持ち、とても熱くなってしまいます。時には製作過程のサンプルがその熱さで溶けてしまうことも…
GENTOSでは、発売前に各部の温度が基準値以下であることを確認することで安全な製品を提供しています。
測定箇所及び判定基準(温度限度値)
ヒートシンクは製品の溶解ややけどを防ぐために、点灯しているLEDから直接熱を吸収し、内部から熱を逃がしてくれているのです!
フォーカスレバー
「DPX-433D」にはフォーカスコントロール機能も搭載しています。 写真は、フォーカスコントロール機能によってレンズが上下している様子と正面から見たレンズの様子です。
本体のプラスチック、レンズ、フォーカスレバーは、それぞれプラスチックの溝に互いがはまっており、フォーカスレバーが動くことによって、内部のレンズが同時に動く仕組みになっています。
レンズが光源(LED)に遠いとスポットビーム、近いとワイドビームになります。
商品のことをより深く知っていただけましたか?
今回の分解企画はいかがでしたでしょうか?
新入社員である私は、分解の過程もわかりませんでしたが、どこから分解するのか手のひらの上で製品を観察しながら徐々に分解する楽しさを実感していきました。
また、普段見ることがない部品を見る貴重な経験をして、機能だけでなくその仕組みも知って、よりヘッドライトに詳しくなりました!
今回特別に製品を分解しましたが、
ユーザーの皆様には、このブログを読んで少しでもヘッドライトの構造を知って
GENTOS製品に興味を持ってもらえたら嬉しく思います!
注意 ユーザーの皆様は分解しないでください
最後に改めて注意喚起です。
製品を分解しないでください。
発火の恐れや、一度分解してしまうとライトが正常に点灯しなくなる可能性があります。
また、分解してしまうと保証対象外になります。
製品に不具合があった場合は、弊社のお客様相談窓口にお問い合わせください。
お客様相談窓口 担当者
電話番号:0120-73-1668
【受付時間】10:00〜18:00(土日祝日を除く)